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<特集>なぜか気になるインド ――世界のハブ&スポークスとして
核を持ち、高度なIT技術者たちを生み、「不安定の弧の中心」に位置し、対中カードとして厳然と屹立する世界のバランサー。利用したつもりがされているかもしれない。足元を掬われぬようインドと付き合う術とは……。
インドからみた世界 ――なぜインドは注目されるのか /堀本武功 地政学的風景が変わった。米、中、ロとの関係を自在に使い分ける世界のバランサー、したたかなアジアの「フランス」――インド。対中カウンターバランスとしては強力でも、用心せねばこちらの足をすくいかねないこの国と、日本はどのように付き合うべきか
原子力協力の戦略的利用 /秋山信将 「平和的核爆発」から三〇年あまり。インドの原子力開発にアメリカが協力する。世界を驚かせたブッシュ米大統領とシン印首相の共同宣言に象徴される両国の戦略的関係の強化は「不安定の弧」を安定に導くことができるか
座談会 神秘のヴェールの向こうへ ――インド社会の真の姿と日印文化交流 矢萩多聞/柴原三貴子/中島岳志/佐藤幸治 IT産業の急成長を見せつける威勢のいいインド。貧困と独自の文化に彩られたネガティブで不可解なインド。両極端なイメージを取り払えば、そこには日本人と同じように悩む人々がいた。四人のインド通が、インド人の消費行動、文化的価値観などからインドを語る
豊かな外交関係を築くために ――インド型民主主義を理解する /竹中千春 インドとうまく付き合えるかは、インド型民主主義の発想を理解できるかどうかで決まる。日本とインドはこれからどう向き合い、互いを高めることができるのか
「NGO大国」インド ――グローバル化のなかの市民社会 /小川忠 第三世界で最大規模を誇るインド。同国では、先進国や政府に頼るだけでなく、民間企業からの出資も増えるなど、市民社会の力が強くなってきている。市民社会力増大のプロセスとその背後にある課題とは。またそこに日印協力の可能性はあるのか 資料篇 積極的・多角的な外交を展開するインド/図表で見るインド
グラビア インドの素顔
<小特集>日本のアジア外交を考えるために
アジア太平洋 進歩と課題 ――国際主義、国家主義、共同体主義と向き合う /ロバート・A・スカピラーノ アジア太平洋地域内部の国々は、国際主義、国家主義、共同体主義の三勢力に由来するそれぞれの問題を抱えている。だからこそ、その未来は合理的に楽観できる。域内での紛争対立はコストが高いので、対話を続けざるをえない
鼎談 歴史から日中文化交流を考える ――夜来香からGLAYまで 青樹明子/山口淑子/谷野作太郎 戦前から何かと問題のある日中関係。それは李香蘭こと山口淑子の人生を劇的なものにし、今なお解決すべき課題として日本の前に立ちはだかる。だが、文化は常に国境を越えている。日中交流年を通して、「民冷」を溶かすのは文化である
等身大の日本を知ってもらうために ――動き出すテレビ対外発信 /高島肇久 世界で日本を正しく理解してもらうためのツールとして国際テレビ放送は重要な役割を果たす。CNNとBBCが各国に浸透するなか、日本の国際放送はどのように視聴者を獲得していくべきか。今こそその努力が問われる
インタビュー サンクトペテルブルク・サミットを振り返る /薮中三十二 国際情勢が緊迫するなかで開催された今回のサミット。国際社会が直面する最大の問題と課題について、主要国首脳ではどのような議論が行われたのか。全世界に対してどんなメッセージを送ったのか。サミットを蔭で支えたシェルパに聞く
資料篇 ひとめでわかるサンクトペテルブルク・サミット
<連載>
外交のスタイルブック 第10回 異文化として茶を学ぶ ゲスト・千宗屋 /中島渉
悲観・楽観・世界観 /千野境子
巻頭随筆 明治一〇年の英国留学生 /川田雄基 レバノンでの緊急人道支援活動 /伊藤礼樹
連載 変わる中南米の政治地図・上 「ポスト冷戦」後のはじまり /冨田与 二〇〇五年一二月までの妥結が絶望となり、その後の調整が予定されているFTAA。いま南米では左傾化が進み、反米的色彩が強くなっている。だが単純に左派=反米なのではない。突出した反米国ベネズエラでさえ、米国との貿易関係は継続させている。抗議する民衆たちの心はどこにあるのか
談話室 第93回 米国はなぜ外国でも民主主義を推進するのか /猪口孝
連載 アメリカ・アフター・アワー 第11回 ヴィップたちの失言 /秦隆司 ブッシュ、クリントン、キッシンジャー…。政治リーダーたちの発言は善くも悪しくも注目される
洋書百遍、意自ずから通ず 第2回 State of War by James Risen /徳川家広 「やつらは、ぼくの話を聞かなかったんだ」。イラクに核兵器なんてないと命がけで伝えたはずなのに――。「テロとの戦争」をめぐる9つのルポが、意外な、そしてときに愚かしいほど漫画的な現実を伝えてくれる
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