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<特集>
「日本ブランド」ってなに?
イメージは国の運命さえ左右する。ゆえに自国のブランド・イメージを運営する商業的な広報戦略が外交にも必要だ。さらに獲得したよきイメージを裏切らず、実際に行動で示し、第三者の信頼を勝ち得ていくことが不可欠なのだ
本特集の読み方 国家にとってブランドとは /加藤濯也
競争力のある国家アイデンティティを ――グローバリズムの中における国家のブランド・マネージメント /サイモン・アンホルト 氾濫する情報とは裏腹に、現代生活において人々が判断の基盤にするのは、実はいくつかの単純なイメージでしかない。そうであれば、国家ですら、国際社会における自国のイメージに無頓着ではいられまい。競争力のある国家アイデンティティの構築方とは
インタビュー 魅力ある国日本のブランディング戦略 /ダンネンバーグ・アンドレアス 「比類なく多様で、すべての感覚に刺激的。そして、とてつもない元気をくれる」国、日本。魅力をアピールしていないがために日本は大きな損失をしている
静かな秀才、日本 ――戦略的なパブリック・ディプロマシーのすすめ /吉崎達彦 伝統芸能やテクノロジー、ポップカルチャー・・・。すぐれたコンテンツがありながら、それを世界に発信する能力に欠けている日本。その根幹には「秘するが花」的な日本人特有の心情がある。そろそろ本質を変えないと、いつまでたっても「日本ブランド」は確立しない
日本のブランドを考えるための本 /吉田 望 世界でブランド製品を輸出できる国はわずか10カ国程度。日本はその内の一つだ。日本はなぜそのような力を手に入れることができたのか。その謎を解く鍵は連綿として続いてきた歴史や文化の中に隠されている
グラビア 日本イメージを探る
<第二特集>
ロシアでいま何が起きているのか
東方をうかがうロシア ――資源、領土、人口という3つの難問 /クリフォード・G・ギャディ 大国ロシアを復活させたものは石油と天然ガス。「エネルギー大国」の未来はエネルギー開発戦略の効率性にかかっている。だがロシアの資金と労働力の現状は、むしろ非効率性を増大させているようだ
プーチン後のロシア ――2008年大統領選挙がもたらすもの /リリア・シェフツォーバ プーチン大統領の堅固なリーダーシップの下で一見、平穏を維持するロシアだが、その深淵には体制を突き崩しかねない深刻な問題を内包している。2008年の大統領選挙と、新たな指導者はこの地に一体何をもたらすのか
サハリン2プロジェクトの真相 /本村真澄 2006年9月、ロシア天然資源省は80%進捗していたサハリン2プロジェクトの工事認可を取り下げた。この背景には何があったのか。ロシア・ビジネスへの教訓とは
書評『プーチンのロシア』から 現代ロシアを読み解く /栢 俊彦
インタビュー ロシア式「芸術家の育て方」 /西本智実 芸術やスポーツなど、ロシアには優秀な人材が数多くいる。なぜこれほどまでにロシア人は芸に秀でているのか。指揮者として各国で活躍する西本氏に聞く
<特集外>
特別インタビュー 正直な国、日本であれ ――2007年日本の課題 /塩川正十郎/聞き手・伊奈久喜 慶應義塾大学2年生だった塩川氏は昭和18年(1943年)10月の出陣学徒壮行会に参加した。共に行進した何人かの友人は戻ってこなかった。戦後、「戦争みたいな馬鹿なことはやったらあかんという気持ち」を抱きつつ政治家として現実主義に基づいて国を支えた塩川氏。世界と日本をいま彼はどうみているのか
新連載 戦後日本と「アジア主義」上 戦後に潜む「アジア主義」 /宮城大蔵 アジア主義。それは、「アジア人のためのアジア」を希求することであり、これまで多くの思想家・政治化によって高唱されてきた。しかし、高邁な理想の影には冷徹なリアリズムがつきまとうのも事実。戦後日本の対アジア外交から「アジア主義」の虚実を剔抉する
海を渡った型紙たち ――パリの「型紙とジャポニスム」展 /岡 眞理子 正確で繊細な職人芸がもたらす日本の型紙。アール・ヌーボーに影響を与えた1世紀前のクールジャパンの魅力は現在のパリでどう解されるか
<連載>
悲観・楽観・世界観 /千野境子
巻頭随筆 フィリピン人の妻、お母さんのチャレンジ /佐竹眞明 名は体を表す? /滝沢三郎
談話室 第95回 東アジアにおける望ましい国際協調とは /マイケル・H・アマコスト
米欧対立と21世紀の国際社会構造 最終回 西側世界と日本外交 /渡邊啓貴 「西側世界」という言葉に無頓着になりがちな日本。西側諸国にとり「異端の同盟国」ともいえる日本はイラク戦争時にも出口の議論に終始した。グローバルな文脈で日本外交を考えるのに何を心得なければならないか
リレー・エッセイ 国際協力の現場から 第2回 国際協力に必要なコア・コンピテンシーとは /久木田 純 国際協力に関わり成果を上げるための資質と能力、「コンピテンシー」。その真髄とは
映画から見る世界のいま 第3回 「運命の岐路」にたつ日本映画界 /朴木浩美 年間400(700)本以上の映画が製作されている日本、「映画輸出国」への道を歩み出している
洋書百遍、意自ずから通ず 第7回 The Sack of Rome by Alexander Stille /徳川家広 イタリアの首相にして、大富豪、そしてメディア王でもあるベルルスコーニの半生が赤裸々に語られる
書評フォーラム /選評・川島 真 『近代東アジアのグローバリゼーション』 『中国の統治能力――政治・経済・外交の相互連関分析』 『ナツコ――沖縄密貿易の女王』
INFORMATION&読者投稿
発売日 1月8日 定 価 780円(税込) 編集・発行・発売/都市出版(株)
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