| 最新号案内 |
![]() |
| 2月号 February 2002 No.163 1月8日発売 780円(税込) |
|
CONTENTS 特集 イスラームを理解するために 同時多発テロ事件以降、世界各地でイスラーム教徒への風当たりが厳しくなった。しかし、テロ行為は本来のイスラームの教えとはまったく異質なものである。イスラーム教徒は世界人口の五分の一を占める。「イスラーム」を正しく認識せずに21世紀国際社会の平和と安定は実現しない。 特別巻頭随筆 「宗教に嫌悪なし」―寛容と平和を基盤とするイスラーム 欧米社会の脱宗教化と逆に、なぜこの宗教は多くの人を惹きつけるのか。「テロ行為はジハードではない」「価値観は衝突しない」。イスラーム文明最古の最高学府総長の言葉に耳を傾けよう /ムハマド・サイエド・タンタウィ/須藤隆也 座談会 イスラームをどうとらえるか―文明間の対話を実現するために /田中浩一郎/出川展恒/長沢栄治/山内昌之〔兼司会〕 9月11日の米国同時多発テロ事件が起こった背景には複雑な問題が絡まっている。それらを一括りにして論じることはできない。イスラーム世界の歴史、政治・経済をどうとらえたらよいのか。われわれは正しく認識しているだろうか。アフガン復興、テロ撲滅のために日本がすべきこととは・・・・・ 日本のイスラーム政策 「対話」政策見直しへの提言 /片倉邦雄 一昨年、日本の「イスラーム研究会」が作成した提言は、ハンチントン理論を止揚して「文明間の対話」の方向に進むかにみえた、きわめて楽観的な枠組みに基づいていないだろうか。9・11のテロ事件以来、低気圧に包まれているこの枠組みと日本の対イスラーム政策はこのままでいいのか。スペシャリストが今語る、5つの提言 過激原理主義の思想に迫る―テロと「防衛ジハード」 /藤原和彦 テロの動機に迫ることは同種テロの殲滅戦略構築のためばかりでなく、その再発に対して、われわれが知的に、心理的に備えるためにも必要なはずだ。ビンラディンの行動の根本にある「防衛ジハード」の思想とは・・・・・・ 世界のイスラーム
出でよ、第二のイブン=ハルドゥーン―バーミヤン大仏破壊から同時多発テロを経て /森本公誠 文明間の対話の可能性を嘲笑うかのように発生した2つの大事件。イスラームとの「対話」を体現してきた奈良・東大寺大仏殿の僧侶が今、希求するものとは イスラーム入門 /小杉 泰 イスラームは日本人にとってこれまで、宗教としても文明としても縁遠い存在であった。しかし、いまや、誰もがイスラーム世界を抜きに国際社会が語れないことを認識している。ここでは、イスラームとその世界観について、基本事項を概観してみたい。6つのキーワードからイスラームを読み解きたいと思う 本質主義を超えて―二項対立の見方に意味はない /モジュタバ・サドリア イスラームもまた、歴史的事件に影響を受けてその姿を変える。「穏健」か「急進」か、「イスラーム的」か「ナショナリスト的」かだけではない多様な現実がそこにはある 【特集外企画】 東アジア通貨事情 第2回 中国篇 人民元はどうなるか /赤間 弘 なぜ成田空港では人民元を両替することができないのだろう。実際どこでどのように取引されているのか。はたして中国の世界貿易機関(WTO)加盟は資本取引の自由化をもたらすのか。変動相場制への移行のシナリオを考えるためのヒント
/人見典明(千葉県立松戸六実高等学校教諭) 【通常連載ページ】 大学ゼミ訪問 第38回 室蘭工科大学大学院・菅野光公ゼミ 悲観・楽観・世界観/藤原作弥 巻頭随筆/鈴木博之/千野境子 談話室 46回 「アラビアに対する日本のスタンスとは」 /小早川敏彦(東京三菱銀行参与・(財)中東調査会常任理事) カラーグラビア&読み物 絵葉書でつづる 漱石が見た世紀転換期のロンドン 第4回 砂漠を抜けて地中海へ 第4話 束の間の平安―インド洋の船旅 /末延芳晴 「西回り航路」でロンドンを目指した夏目金之助の一行は、大英帝国支配下にあった熱帯アジア諸国に次々と寄港する。金之助がそこで目にしたものは、アジアの「混沌」と植民地政策の「秩序」が鋭く亀裂を見せる現実だった 連載エッセイ デリー便り 第10回 チャンドラ・ボース/平林 博 書評フォーラム 選評 中本義彦 『戦後国際秩序とイギリス外交』 『世紀を読む』 『人道的介入』 読者投稿&INFORMATION |
Copyright (C) 都市出版株式会社
All Rights Reserved