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『東京人2021年10月号 特集「上野の杜の記憶」』
444
2021年9月3日発売/B5版
950円(税込)
◆2021年10月号 特集「上野の杜の記憶」
江戸の終わり、東叡山寛永寺の境内は江戸唯一の戦場となり、多くの血が流れました。その後「徳川の世」の記憶を消し去るかのように、西洋式公園が急ピッチで整備されます。 日本の近代化とは何であったのか―― 。 江戸から明治、そして戦後にかけて、現在の上野恩賜公園でおこった変化を丁寧に掘り起こしながら、改めて問い直します。 【公園内の史跡を多数掲載した、歴史散策マップ付き!】 |
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東京人10月号
october 2021 no.444 contents 特集 「上野の杜の記憶」 写真・木奥惠三 表紙 山口晃『東京圖』(部分)2018~ カンヴァスに墨、油彩、水彩、アクリル絵具(c)YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery ※掲載情報は、2021年9月3日現在のものです。延期・中止・休館・時間変更などの可能性もございますので、詳しくはホームページなどでご確認ください。 12 人工と自然が交接する「台地」の祭典 絵、文・山口晃 18 歴史散策マップ 地図・杉浦貴美子 22 [対談]敗者の街から近代を裏返す 吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授) × 中島京子(作家) 構成、文・矢部智子 32 不忍池の追憶 優雅な江戸の景勝地から西洋文明の発信地へ 文・近藤剛司 40 [対談]資料で旅する 東叡山寛永寺 浦井正明(東叡山寛永寺貫主)×皿井 舞(東京国立博物館学芸研究部列品管理課 平常展調整室長) 構成、文・黒田 涼 58 幻の彰義隊頭取、渋沢栄一? 寛永寺炎上 約百五十年前の首都決戦 文・安藤優一郎 64 ヤミ市、露店、横丁ほか 語らぬ人びとの「昭和説話」と街の包容力 文・フリート横田 72 公園建築マニアックツアー 文、写真・米山勇 清水観音堂/旧寛永寺五重塔/上野東照宮/東京国立博物館 表慶館、東洋館、本館/黒田記念館/国立国会図書館 国際子ども図書館 銅像・墓・オブジェ…… 界隈の史跡を一挙紹介! 写真・文、黒田涼 81 旧博物館動物園駅/上野東照宮/寛永寺黒門跡壁泉/時忘れじの塔/上野大仏/ボードワン博士像 ほか 88 [老舗店主に聞く] 有職組紐 道明 道明葵一郎 刀の下緒から帯締めへ 組紐の明治維新 洋食 黒船亭 須賀光一、須賀利光 明治、大正、昭和、店は世につれ 二木の菓子 二木忠男 祝・双子のパンダ誕生!孫が生まれた気分です 東天紅 松本恵司 高度成長期の東京に生まれた、世界一巨大なレストラン 羽黒洞、不忍画廊 木村品子、荒井一章、荒井織枝 美しいものと、女性たちと 文・片岡裕美子、写真・泉大悟 103 祝! 開館60周年 東京文化会館 若き性能が開化し、老若男女をいざなう「音楽の殿堂」 文・小室敬幸 --------- --------- --------- --------- --------- 3 季語のある風景(17) 九月 秋彼岸 文・矢野誠一 イラスト・南伸坊 7 [東京点画] 田口文哉 浮世絵師の暗号 矢部直治 居酒ノ場の「ソーシャルディスタンス 田草川みずき 「邪恋」の先へ 104 曇天記 (156) 空虚を送迎すること 文・堀江敏幸 写真・鈴木理策 106 ちょいとごめんなさいよ、四時からの悦楽 (132) 下北沢「Jazz喫茶 マサコ」の巻 音に身をゆだねていたはずが、あんこのとりこに 文・林家正蔵、写真・川上尚見 110 赤坂歴史散歩 (18) 今宵ホッピーをこの店で! 赤坂御門 石垣が残る江戸城の西の見附 文・渡辺憲司 116 【単発読み物1】 [対談]エンタメ翻訳と古典落語の共通点とは⁈ 田口俊樹 × 林家正蔵 文・矢部智子、写真・泉大悟 124 まちの仕掛け人たち (74) 足立区 信用金庫のパイプを活かして御宿場印をスタート! 日光街道 日光西街道 御宿場印プロジェクト 文・金丸裕子 126 【単発読み物2】 一汁三菜からの解放 家庭料理の現在地 文・阿古真理 142 東京つれづれ日誌 (136) 市井の人を描く野口冨士男 文・川本三郎 133 Close up TOKYO Interview 吉藤オリィ(株式会社オリィ研究所 共同創設者 代表取締役CEO) Books 本 五十嵐太郎 小池昌代 若松英輔/今月の東京本 Culture 映画・美術・舞台・古典芸能 City 街 東京ネットワーク SHOPS&GOODS 113 バックナンバー 114 編集後記、次号予告 146 |